26.マネマネ(2010/12/20)

 
 なんで日本ってこんなに経済偏重して物事語られてるんだろうなあ。
 確かに経済的な優位性や自由を手に入れる事は、そりゃ重要なことではありますが。しかして、経済偏重に変じて失敗してきた事例は腐るほどあるわけで。なんかそこらへんのバランスを取ろうという風な、経験に基づく修正というのが見られん国だなあと思います。
 おもしろいのは、Twitterでもぐちぐち言ってましたけど、グリーンビジネス方面で。米国も数年前から大きな方針転換してますし、中国のグリビズ市場は無茶苦茶拡大してるので、まあ金にはなる状況ではあるんですよ。ただ本来、グリーンってのは“環境”であって、経済が主体じゃあない流れのわけです。そういった思想が抜けてて、公害問題とかしこたま出してたような時代の論理で今もやろうとしてる人が、そこそこにいるように感じます。そんな体たらくで、意識高まりまくってる欧州とか、製造コストで勝てないアジア勢とかに、どうやって“勝とう”というのか。
 まあそもそも政治にもそういう意志は感じられないのですけどね。あるいは、なんかふわふわしてる。戦車にエコエンジン搭載とかの話もしちゃう人おったしなあ(最終的にそこに行きつく可能性はもちろんあるけれど、そういう文脈じゃなかったですよね、あれ)。
 地域活性化方面でうごうごしてると、同じような具合でカネカネ言う人も良く見かけます。そういうこっちゃねーだろうと、大事だけどそういうこっちゃねーだろうと。最近はそれに加えてなんかよくわからない、洗脳的なビジネスキーワードで煽ったりする人もいるわけですが。なんというか、いやはや。
 
 ちなみに、西島大介さんの漫画「ディエンビエンフー」に出てくるベトナム兄妹の妹のほうは、良い感じでしたなあ。あんな子供が増えれば、面白いのになあ。