5.「あきた元気創造戦略(仮称)」に関する県民意見一覧に対しての意見(1)

「ふるさと秋田元気創造戦略(仮称)」への県民提案について


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▼4:学力水準の向上
 全国一の小中学生の学力水準はあるが、それが将来的に秋田に活かされるかといえば疑問が残る。県内には大学が少なく、またその内容も限られるため、大学進学者は県外志向が高い。結果として、就職活動時に経済が冷え込んだ県内には戻らず、また遊び場が無いなどの生活に関わる理由などで都会圏から戻ってくる若者も少なくなってくる。
 もちろん学力の向上も重要な点であるが、それと同時に、若者に対して強く秋田への愛着を持ってもらい、その将来において秋田に帰ってくるとは行かないまでも、地元に魅力を感じてもらえるような教育が必要ではないか。


▼7:県民提案制度
 「知事への手紙」「電子メール秋田県への提言」などの広聴制度を設けている、とのことだが、実際にそれを活用できる人がどれだけいるのか、という点で疑問が残る。県民全てにまとまった文章を記述できるリテラシーがあるか、またそもそも良く"ひやみこぎ"と呼ばれる県民が出すか、という疑問がある。
 こうした点に対して、ソーシャルネットワークサービスやブログ(県職員ブログ「秋田で元気に!」)などをもっと有効活用し、なるべくリアルタイムに近い形での意見を抽出するべきではないか。また、Web上での相互の情報発信は県内に留まらず、全国域で秋田を考える人材との交流にも繋がると考える。


▼8:若者が自由に集える場所の確保
 実際に筆者の同輩(23〜24歳)に意見を聞くと、"遊ぶ場所が無い"という意見が多い。しかしながら、提案で触れられているようなスケートボードなどのストリートスポーツは競技人口はかなり少ないと考えられる。そもそもスポーツ人口が減っている昨今において、このようなアウトドアスポーツの場よりも、まずは最低限の場所をしっかりと整備することで対応したほうが良いのではないか。例えば、由利本荘市の水林競技場などは芝生の状態が悪く、公式競技場としては使いたくないのが現状と考える。
 若者が集う場所というのは、現在の社会においてはアミューズメント施設やヨガピラティスなどのセミナーなどである。前者については行政で触れられる要素ではないだろうが、後者などについては地域の公共施設などを改修するなどして比較的少ないコストで効果を出せるのではないか。
 施設整備以外にそこまで行くための交通機関の利便性や、或いは交通の便がさほど良くなくても"行きたい"と思えるような価値の創造も必要だろう。
 筆者としては、こうした"若者"に関しての施策について、良く考えることの一つとして、大多数の若者に意見を求めたのだろうか、という疑問が生じる部分がこれまで多かったように思う。


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途中までになります。
他の資料を読み切れてないのでまだちょっとツッコミ足りないところもあるかと思いますが、一旦の意思表明ということで。今後、提案のほうには出していくつもりですので、改めて他資料読ませて頂いたうえで修正させていただく予定です。