2.下北行脚

下北沢に行ってまいりました。

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ネットの友人がやっている「グループ展:夢追い」に3度目(笑)お邪魔しまして、またスタッフかのように振る舞うワタクシ。格好的にそう見られやすいのではないか、という意見がありましたが、否定できない。今日着ていったのが昔、学校でやったイベントのスタッフジャージですし、うん。
その後、一緒にいった方とヴィレバンダイナーでディナー。あの店はビールがそろってる上に、それにあう料理が堪りませんね。話題と言えば、最近のヲタ文化の考察や、政治の話など。ああいう話ができる人は少ないんだよね、と仰られていましたが、自分としてもなかなかない機会でしたので堪能させていただきました。

食後のメープルティ。ティセットが結構可愛いんですよ。

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ところで、下北沢という町について。
実際は下北沢という地名は無く、駅名がそのまま呼称になっているだけで、北沢という地区にあります。戦後の闇市やキャバレー街から発達して、今は演劇や音楽などサブカル的要素満載な街ですね。少し昔は松田優作も良く遊びに来てたとかで、雰囲気の良い飲み屋が、新しいのから古いところまで、たくさんあります。(うちの大学の飲み会は大体下北な気がする。)
ただ、下北沢は現在、再開発の波の中にもいます。小田急線の地下化によって駅前一帯が大きなロータリーになり、広い道路が通る、という計画です。下北沢が下北沢足りうるのは、あの狭い道路とその両側にひしめき合うように立ち並ぶ店々であり、商店街が"生きている"土地だからだと個人的には思っており、この計画には反対の姿勢でした。もちろん、防災や交通などの観点からいえば問題はあるのですが、大きな道路を通す以外にも手はあったのになあとも思います。
下北沢のような、全国的に有名な商店街のある街、というのはなかなかありません。定着人口よりも交流人口のほうが圧倒的に多いと思うので、状況をそのまま他の地域にあてはめることはできないと思うのですが、街の構造については大いに勉強になるものと考えています。これは心象的な話になってしまうのですが、上京してこの方、根本的に田舎ものである自分が安心して楽しめる街というのは、下北沢だけなんですよね(吉祥寺もいいところなんですが、いささか遠い(笑))。

同じようにというのは無理だと思いますが、できるならば、独特の文化を持って生き生きと商売ができる、下北沢のような街を地元にも作っていきたいものです。