15.帰省(2010/08/25)

「真面目なことを書こうとすると、長続きしないものだなあ」と感じつつ、思い出したように4か月ぶりに。またつらつらと書いてみます。

 8月11〜20日、地元由利本荘に帰省していました。
 4か月ぶりの地元は区画整理がだいぶ進んでおり、一部の通りは昔の面影をほとんど残さないほどに変わっていて、改めて街というのは一定の形をもつものではないと思いました。その他にも新しい店ができていたり(作られたのではなくて空き店舗に入ったというのがほとんど)、逆に古くからあったところから比較的新しい店が潰れていたり。帰るごとにまったく知らない場所が増えている状態です。
 ただ、昭和50年以前と現在を対比した街路写真集である「由利本荘・にかほの今昔」(郷土出版社)を春ごろに買っていたのですが、それを見ているとこのぐらいの変化はまだまだなのだなと感じてはいます。30年ほどで木造平屋建てから、コンクリートなどの2階建てばかりになったというのは良く良く考えれば凄い変化ですよね。
 次の30年では街の景色がどの程度変わっていくのか、楽しみではありますが、楽観的に見ているだけにはならないだろうなとも思いつつ。

 街を歩いていてひとつ面白い発見があったのですが、古くからある市役所前のもろこし屋さん。最近駄菓子を売り始めたらしく、子供たちの溜まり場になっているようでした。なんだか懐かしい風景のような気もしますが、良く良く考えれば子供たちがコミュニケーションをとるための屋内スペースというのは、現代においても需要はあるし、大事なところなのでしょう。都会に出てくればファーストフード店やカラオケ屋などがありますが、地元のようなところではほとんどありませんし、夏休みになると学校も閉まってしまうので使えません。
 自分は、大人が子供に対してガミガミと礼儀や作法を教え込もうとするよりも、子供たちが自分で遊びや喧嘩を通して人間関係を直に学んでいく方がよっぽど効果はあると思っているので(教えるのも勿論大事ですけれども比較として)、コミュスペースが出来ていたということはとても嬉しかったですね。

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